Give all children a challenge and a challenge again

 7月に入り、札幌市、長野市、そして本日、鹿児島県の鹿屋市の「たすくの療育」を終え、
 J☆sKeps™研究会も合わせますと、総数で200名くらいの方が、2017年にたすくの療育を学ばれます。
 もちろん素晴らしいことですが、TASUCという療育プログラムは、様々な先人の努力を組み合わせたものと言うことができますし、「型」としての存在でありたいと思っています。
 「型」は、子どもたち一人ひとりに合わせるための「型」ですから、応用を利かせる為には、やはり療育者、支援者一人ひとりの力量が試されます。

 まさに真剣勝負です。

 その時、何が役に立つかを、今日のように呼んで頂けた会で語るのも仕事なのですが、これが「理念」なのですね。
 
 先日、「放課後等デイサービスの職員が、そこに通っている13歳の女子をホテルに連れ込み淫行する」という事件が報道されました。例えば、これを聞いて、テレビで見て、何を思うか。
 ・こういう容疑者が、存在するから最初から外に出さない。
 ・こういう容疑者のような人物を雇うことを避ける。
 ・こういう容疑者のような人物しか来ないような放課後等デイサービスは廃止する。
 ・ホテルの従業員は何をしていたんだ?警察は何をしていたんだ・・・・
こう言った、システム論は、普通にたくさん出てきます。

 私たちは、こう考えるわけです。
 ・本人が、こういう容疑者(顔見知りだけど最低の男だった)に、「嫌だ」と伝える

 この「意思決定」「自己決定」「意思決定支援」までの道のりを「療育」といって、進めています。
 個人的には、僕の悩みを打ち明けて「相談に乗ってくれる」、障がい?があった人を育ててみたい。これって、普通の教師とおんなじ期待や希望だと思います。

しかし僕はまだ、
7・26の深い絶望感からは未だに抜け出せません。もうすぐ、一周忌です。

 7月23日日曜日、鎌倉商工会議所B1ホールにて、10時から
 田中哲先生をお迎えして、「あの日を忘れない」というシンポジウムをします。
お申し込みをお待ちしています。

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