7.26を忘れない。〜TASUCグループ宣誓

黙禱(もくとう)silent prayer
それは突然だった。
6時に起床、テレビで第一報が流れる。
7時のニュース、当然のトップニュースでした。

726を忘れない  TASUCグループ宣誓

 19名の日本人の一周忌を、あえて笑顔で臨もう。
 そうでもしないと、打ちのめされて前に進めない。
 いつまでも打ちひしがれてはいられないことは分かっている。でもまだ立ち直れないでいる。
 子どもたちは、今も助けを求めているかもしれない。自由であることは何よりも大切なのだ。人にはリスクを冒す尊厳がある。
 献花台で、笑いながら首を搔ききる仕草をして記念撮影する若者を見た。インターネット上では「優生思想」に同調するような意見や、被告人を擁護する意見が散見された。
 たった一年で、忘れようとしている人がいる。忘れてしまった人もいる。元職員が明確に「死ぬべきだ」という意思をもって起こした殺人事件を、私たちは一生忘れることはできない。
 献花しても、被害者のご家族にお話しを聞いても、仲間同士語り合っても、無力感は埋められない。発達障がいのある専門家集団として、何ができるか。必死に考えれば、自ずと答は出てくる。

 創業の精神である、「典型発達と同じように、発達障がいのある子どもたちにも、世の中の人の役に立つ存在になってもらって、本当の幸せを手に入れてもらう」仕事を続けよう。これまでより早く、そして強く。
 我ら、世界一の「チャレンジドのための挑戦機会の創造集団




<事件の概要>
平成28726 午前238 事件発生
 ・当直警備会社は、早々に仮眠
 ・当直者20人に1人+1

 ・ガラス戸の警備は解除されており、侵入を許す
場所:相模原市緑区千木良の知的障害者施設「神奈川県立 津久井やまゆり園
第一報:「刃物を持った男が暴れている」との通報
・事件に気づいた施設の当直職員が、非番の男性職員LINE使って「すぐ来て。やばい」と連絡を取り、連絡を受けた男性職員が電話で確認の上、警察通報。
戦後最大の大量殺人事件:
 現場に駆け付けた医師が19人の死亡を確認し、重傷20人を含む負傷者26人が6か所の医療機関に搬送。
死亡者:入所者の男性9人(年齢はいずれも当時41 - 67
   女性10人(同19 - 70
死因:19歳女性が腹部を、40歳女性が背中から両肺を、
   残り17人が首を刺された失血死とされ、遺体の多くは居室
   ベッドの上で見つかった。
負傷:施設職員男女各1人を含む男性21
   女性5人、うち13人は重傷を負った

<実名非公表 〜当日から現在まで>
 被害者の名前について神奈川県警は同26日、「施設にはさまざまな障害を抱えた方が入所しており、被害者の家族が公表しないでほしいとの思いを持っている」として、公表しない方針を明らかにしている。そして被害者の家族の一人は公表しない理由を、「日本では、全ての命はその存在だけで価値があるという考え方が当たり前ではなく、優生思想が根強いため」と説明した。

<声明文>

メンバー各位 
                          たすくグループ  代表 齊藤宇開 
                          
津久井やまゆり園での事件について
 ご存じのとおり、平成28726日未明、神奈川県「津久井やまゆり園」において、世間を震撼させる痛ましい事件が起きました。 
 多くの尊い命が奪われました。心よりお悔やみを申し上げます。今はただご冥福をお祈りするばかりです。また、負傷された方々の一刻も早い回復と、事件現場に居合わせた方々の心痛が深くならぬことを祈っております。 
 TV等、マスメディアをとおしての情報が錯綜しております。ご心配だとは思いますが、情報収集につきましては、冷静な対応をお願い申し上げます。 
 現在、私たちの所属しております全国知的障害者福祉協会並びに神奈川県協会において情報収集等について努力していただいております。
 地元の神奈川県立の入所施設と言うこともあり、たすく創業時から訪問し、職員との学習会を複数回行った経験もあります。熱心で,利用者のことを心から大切にしてきた仲間もおります。志をもって仕事をしてきた職員がいます。支援者という志高き仲間たちの無念を思うと、涙が止まりません。
 たすくグループといたしましても、各教室の安全管理、各事業での安全第一の実行を指示しました。夏休みは特に、弊社の利用者が増える時期でもありますので、改めて安全面での周知徹底をお誓いいたします。 
 なお、事件の詳細については、今後、警察によって明らかになるものと思いますが、引きこもることの無いよう、規則正しい生活を心掛けて下さい。そのためにも、皆様の不安が増幅されることのないようリスク管理体制の再点検を行います。 
                               平成28726

<国際社会の反応>
ホワイトハウス
障害者施設で事件が起きたことに強い嫌悪感を感じる」という主旨の声明を発表した
アメリカ国務長官ジョン・ケリー 
「テロリズムの一種」と批難、「つらい時を過ごす人達を想って祈りを捧げたい」と弔意を表した
ロシア大統領のウラジミール・プーチン
無防備な障害者に対する犯罪は、その残忍さと冷徹さで衝撃を与えた」と弔電を出した
ローマ教皇フランシスコ
 事件で人命が失われたことに「悲嘆」表明、「困難な時における癒し」を祈願した

<TASUCの名に込められた、私たちの誓い>
Total Approach Support Union for Challenged Children and their families 
 挑戦する子どもたちとその家族のための総合的な療育アプローチができる支援体制を築く連合組織全部自分事として受け止めます。 私たちは、この初心を貫き、自ら志を立て、子どもたちとその家族の道案内をするための、 未開の大海原を、子どもたちとその家族と共に前進し続ける航海士・ナビゲーターとしての誇りは、私たちの魂です。全員で価値観を共にし、自らを奮い立たせる専門家集団です。一貫性と継続性のある支援体制を構築する。」 私たちはこの基本理念の下に集い、前人未踏の夢に向けて全員がこれを理解し、
絶え間ない努力を惜しみません。 私たちは、人間の正義と秩序を基盤にした価値基準をもち、全員で価値観を共にし、自らを奮い立たせる専門家集団です。


<後世への最大遺物 〜勇ましい高尚なる生涯>
「我々が生命を託したこの美しい地球、この美しい国、
 これに何か記念物を遺して逝きたい。
 では、我々が後世に遺せる最大の遺物は何か。それは勇ましい高尚なる生涯である。
 この世の中が希望の世の中であるという考えを、われわれの生涯に実行して、

 その生涯を世の中への贈り物としてこの世を去ろうということである。」

   内村鑑三「後世への最大遺物(岩波文庫)高尚なる生涯

<先人たちが守ってくれる>
「この子らはどんな重い障がいをもっていても、誰と取り替えることもできない個性的な自己実現をしているものである。人間と生まれて,その人なりに人間となっていくのである。その自己実現こそが創造であり、生産である。
 私たちの願いは、重症な障害をもったこの子たちも立派な生産者であるということを、認め合える社会をつくろうということである。この子らに世の光をあててやろうという哀れみの政策を求めているのではなく、この子らが自ら輝く素材そのものであるから、いよいよ磨きをかけて輝かそうというのである。この子らを世の光にである。
 この子らが、生まれながらにしてもっている人格発達の権利を徹底的に保障せねばならぬということなのである」  (「糸賀一雄著作集III」より)
<自らの人間観を問う>
 糸賀は「自己自身との対決」という言葉をよく使いました。
 糸賀の思想の根本は「障がい者との共感の世界を持つためには、自分の内面を直視することがいかに大切か」という自分自身に対する姿勢そのものであったように思えます。
 昭和43年、滋賀県主催の研修会で講義中,心臓発作で倒れ,亡くなりました(享年54)


<人にはリスクを冒す尊厳がある>
猿は森の木から草原に向かった。人類は月を歩いた。

たすくは一日をとおしたアセスメントの市場を拓き、学校に専門家を入れた。
あなたはどんなリスクを冒しますか?
その堂々とした背中から、この世が希望の世の中であることを子どもたちは感じている!

<やりたい仕事に就かせてあげたい
 そのためにも、挑戦の機会と再挑戦の機会を保障してあげたい。

 自己決定する力を育てる意思決定を支援する
 私たちは、チャレンジドのための挑戦機会を創造する集団です。

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